アメリカ最南端・キーウエストで呼吸する【ヨガ体験記】

最近、フロリダに引っ越してきたばかりの私。
少し足を伸ばして、アメリカ本土の最南端に位置する島「キーウエスト」へ旅をすることにしました。今回は、その旅先で体験したヨガクラスの記録をお届けしたいと思います。

 


 

 

海の真ん中を走る一本の長い橋。それを車でおよそ3時間かけて渡った先にあるのが、アメリカ本土の最南端の島「キーウエスト」です。青い空と海に囲まれ、時間がゆっくり流れるこの島には、アートや音楽があふれ、自由と多様性を象徴するような空気が漂っていました。

 

 

事前に写真を見て一目惚れしたヨガスタジオ「Key West Yoga Sanctuary」へ。「Key West Yoga Sanctuary」は、まるでバリ島を思わせるような、自然と調和した空間。初心者から上級者まで対応する多様なクラス、瞑想の時間を提供しています。

 

 

地域奉仕として、定期的な無料のコミュニティクラスも開催。国内外からのゲストによるワークショップとリトリートを通じ、体と心の癒しと変容を促します。

風の音、鳥の声、太陽の光がスタジオの一部となり、日常からすっと離れた感覚が広がっていました。クラスは呼吸法から静かにスタート。自分の外に向いていた意識を内側に向けていきます。体を使って開放し、息を吐くたびに声を出して体の緊張や力みを解いていきます。

 

 

クラスの中では、音楽に合わせて自由に身体を動かす時間も。誰かと比べる必要はなく、そこにいた皆さんは自分のペースで、自身の心身と向き合っていました。日本で経験してきたヨガとは異なるスタイルでしたが、その本質は同じだと気づきました。呼吸に意識を向け、自分の体の声を聞き、心の声を聞く。その静けさと深まりの中には、言葉を超えた”共通点”のようなものが存在していました。

 

 

リゾート地としても知られているキーウエスト。海、太陽、緑に包まれたこの場所で、私は自然の中に身を置き、自分自身と向き合う時間を過ごすことができました。
ヨガは、場所を問わず、自分自身とつながるためのツール。そして、その土地ごとの空気やエネルギーを感じて行うことで、新たな気づきや感覚に出会えるものなのだと実感しました。

 

旅先で、その土地のYOGAを受けてみる。
それはきっと、その場所でしか味わえない、自分との新しい出会いになるはずです。

 


 

Text/ Sao

RYT200・300修了(全米ヨガアライアンス認定)ハワイでヨガに出会い、心と身体、そして自分自身とつながることの大切さに気づく。「ただ今を感じ、ただいまと自分に言える時間に。」「ただいまYoga」として、自分に優しく生きる時間を大切にしながら、心と身体を繋げるヨガの実践とシェアをしています。