自然と人の優しさが巡る場所。バリ島ウブド「Mana Earthly Paradise」

インドネシア・バリ島ウブドの緑に包まれたところにある宿泊施設「Mana Earthly Parpadise(マナ・アースリー・パラダイス)」はエコヴィラ、レストラン、マーケットを擁する再生型のエコ施設だ。施設の照明は太陽光発電によって生み出され、雨水を循環させて廃水に再利用する。建物には廃材や竹などが使用され、新しい木を切ることなく建設されている。

敷地内の畑ではパーマカルチャー農法(※)を取り入れ、そこで育った収穫物はレストランで味わうことができる。施設の利益の一部はNGOの支援活動へと活用されるため、施設に訪れること自体が地域や社会への支援に繋がる。

※パーマカルチャー農法:自然の生態系を観察し、その仕組みを農業や暮らしに活かす持続可能なデザイン手法のこと。農薬や化学肥料に頼らず、植物や微生物が本来持っている力を引き出し、循環型の豊かな環境を作り出すことを目的としている。

持続可能な循環に配慮がある施設を知り「Mana Earthly Paradise(マナ・アースリー・パラダイス)」を訪れた。

 

今回は、宿泊ではなくレストランの利用だったが、施設内が自然と調和しており、施設のことをさらに知りたくなった。スタッフの方に声をかけると、快く施設内を案内してくださった。


説明を伺う中で印象的だったのは、施設に関わる方々の自然との向き合い方だった。食事については、その日の収穫状況により食材の変更も行うようで具材の内容に関しても丁寧に確認をして下さるという。小さな変化にも気を配る細やかな心遣いから、訪れる人々を大切にしていることを感じた。

今回は、宿泊ではなくレストランの利用だったが、施設内が自然と調和しており、施設のことをさらに知りたくなった。スタッフの方に声をかけると、快く施設内を案内してくださった。


説明を伺う中で印象的だったのは、施設に関わる方々の自然との向き合い方だった。食事については、その日の収穫状況により食材の変更も行うようで具材の内容に関しても丁寧に確認をして下さるという。小さな変化にも気を配る細やかな心遣いから、訪れる人々を大切にしていることを感じた。

施設内には、子どもたちが裸足で思いきり遊べる竹のキッズスペース、ヨガや瞑想ができる開放的なシャラ、バリ文化を体験できるワークショップまで揃っている。小さな子どもから大人まで、それぞれが自分のペースで過ごせる空間が広がっている。細やかな設計に、訪れる人に寄り添う思いやりを感じた。

※シャラ:サンスクリット語で場所、部屋を意味し、ヨガのクラスや練習を行うスタジオのこと。

施設内にはお土産や日用品が売られているマナマーケットには、自然由来のスキンケアや雑貨、食品など、エコでサステナブルなアイテムが並ぶ。ただ環境に優しいだけでなく、バリの文化や手仕事を感じられるものが多く、地域の人々の暮らしにも目を向けた品揃えだ。陳列された商品を一つひとつ手に取るうちに「選ぶ」という小さな行為が、地球への優しさに繋がっていることに気付いた。買い物が、誰かへの、そして地球への、優しさの循環になっていた。

優しさとは、誰かに与えて、返ってくるものではないのかもしれない。

マナ・アースリー・パラダイスで感じた優しさは、人から人へ渡るものだけではなかった。自然への敬意、地域への眼差し、訪れる人への細やかな配慮など、様々な要素が一つの場所に静かに宿っていて、気づけば自分の心も温かくなっていた。

自分が温かい気持ちになる瞬間や場所に身を置き、触れてみること。その大切さを、マナ・アースリー・パラダイスを訪れて実感した。温もりや優しさを受け取った経験は、ただ受け取って終わるものではない。誰かのために、自然のために、自分もまた返していきたいと還元したくなるような行動をおこしていく。その小さな積み重ねこそが、優しさの循環を生み出していくのかもしれない。

どのような場所に身を置き、何を感じ、どう行動するか。
優しさの循環は、そんな日常の小さな選択の中に、静かに宿っている。

 

 

Mana Earthly Paradise(マナ・アースリー・パラダイス)

住所:Jl. Raya Sayan Banjar Mas, Gang Mas, Sayan, Ubud, Gianyar Regency, Bali 80571
HP: https://www.manaubud.com
Instagram: @manaubud

 

Text / HIROMI

米国ヨガアライアンス認定RYT200修了。運動不足解消目的にヨガを始める。その後もヨガを日常に取り入れ学びを深める。